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完全復刻版『ペリー日本遠征記』Narrative of the Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan

黒船からみた日本−『ペリー日本遠征記』とは

M.C.ペリー提督監修/フランシスL.ホークス編『ペリー日本遠征記』(Francis L. Hawks, D.D.,LL.D., Narrative of The Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan, Washington, 1856)は、アメリカ合衆国海軍M.C.ペリー提督が合衆国政府の命令により、1852年、1853年及び1854年に行った“志那海域及び日本への遠征”の記録を、数々の色鮮やかな挿絵とともに編纂した全三巻の貴重な記録集です。
ペリー提督は、1853年黒船を率いて浦賀に入港しました。当時鎖国中の江戸幕府と日米和親条約を締結し、帰途には琉球国と琉米修好条約を締結しました。
「太平の眠りをさます上喜撰 たった四杯で夜も寝られず」(上喜撰は茶の一種。蒸気船を暗喩)とは、4隻の黒船が来航した当時の混乱ぶりを伝える狂歌です。その後、日本では260年以上続いた江戸幕府が、琉球では600年以上も続いた琉球王国が崩壊するなど、歴史は急展開を迎えることになります。

ペリー提督、久里浜に初上陸
ペリー提督、久里浜に初上陸
貴重な図版を完全フルカラー復刻!

ペリーの日本遠征隊は、日本開国のための単なる外交使節団だけではなく、あとかも学術調査団の性格も兼ね備えていました。ペリー提督は艦隊の全士官を集め、遠征記の公刊のために必要な情報の収集を指示しており、水路、気象、軍事、地質、地理、民俗、芸術、衣服、信仰、病気、衛生、農業、海藻、植生、昆虫、鳥類、動物、貝類、魚類など多岐にわたる事項について調査するよう命じました。
その結果をまとめた本書は、今日でも150年前の日本、琉球、東アジアなど世界各地の人文、社会、自然環境の研究にとってたいへん貴重な資料となっています。例えば、沖縄では去る沖縄戦で破壊された中城城跡(なかぐすくじょうせき。2000年ユネスコ世界遺産登録)の復元時に、ペリー調査隊が作成した当時の城址の図面が大いに役立ったそうです。
今回の復刻版では、同行画家たちの描いた当時の風景、民俗、動植物などを伝える色刷りリトグラフ117点、木版画100点以上を完全フルカラー復刻。日米関係史研究といった歴史分野だけでなく、自然科学分野の研究にもたいへん貴重な資料となっています。

 
琉球と下田の魚
琉球と下田の魚
全三巻・限定100セット好評発売中!

全三巻セット+大判地図+解説書
全三巻セット+大判地図+解説書

■第1巻:遠征本記 (555ページ+挿絵・図表95枚)

ペリー提督一行が出発から帰国までに立ち寄った国々のこと、日本・琉球の様子が色鮮やかな挿絵とともに描かれています。

   挿絵サンプル&リスト 目次

■第2巻:学術報告等 (453ページ+挿絵・図表45枚+大判地図14枚)

世界各地の動植物や農業、地質など多岐にわたる報告と、世界、アジア、琉球、日本、台湾などの大判地図が収録されています。

   目次 大判地図リスト

■第3巻:黄道光等 (749ページ)

牧師であり地質学者であり天文学者であったジョージ・ジョーンズが黄道光を観察した天文図352枚(うち23枚を琉球で作図)が収録されています。当時、世界の天文学者から最大の学問的業績と絶賛されました。

   ページサンプル

■解説書 (琉球大学名誉教授 照屋善彦)

今回の復刻にあたり、琉球大学名誉教授 照屋善彦氏による解説書を特別に収録しています。

   解説書抜粋

全三巻セット 130,000円 (税・送料別)
※版型 横約23cm×縦29cm/上製本・丸背溝付き
※複数ご注文時は割引可。お問い合わせください。

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日本、琉球など世界各地の多岐の分野にわたる挿絵の数々を、高級パネル仕上げ(レプリカ)でお楽しみください。


   沖縄関係 | 日本関係 |  外国 |  生物

A3版 ¥5,000 (税・送料別) / A2版 ¥8,000 (税・送料別) / A1版 ¥10,000 (税・送料別)

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函館の測量地図

推薦のことば

照屋 善彦 (琉球大学名誉教授)
日本・琉球の歴史を大転換させたペリー遠征の記録を完全復刻したことは、出版界の一大快挙です。本書中の数多い色鮮やかな挿絵や調査報告は珍しくかつ貴重で、また琉球・日本の自然・社会や遠征中見聞きした世界各地の状況も紹介し、優れた旅行記です。

山口 榮鉄 (1999年エール大学東アジア言語文学科退官・沖縄県立看護大学教授)
開国という琉球国・日本国にとっての一大有事の詳細を我々に伝えてくれる最良の書が挿絵、図版の豊富に収められた原書の形で復刻出版される意義はとてつもなく大きい。150年後の今日、日琉米の間に今なおその形を変えて存在する有事の淵源をたどることができるからである。希書収集家垂涎の書となろう。

宮城 保 (元沖縄県公文書館館長)
米国の公式記録集である同書は、150年前の日本−琉球の多面的で豊富な情報が集められていて当時の状況を知る第一級の史料である。なお、同書には艦隊が寄港した各地の挿絵とともに、新聞紙大の測量地図が14枚挿入されておりたいへん貴重である。多くの図書館や研究室に備えて自由に閲覧できることによって歴史研究のさらなる発展が期待できる。


第1巻 挿絵サンプル&リスト 目次 | 第2巻 目次 大判地図リスト | 第3巻 ページサンプル | 解説書  抜粋

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完全復刻版 『ペリー日本遠征記』

ペリー提督

日米関係史、黒船、来航、幕末

琉球、那覇、小笠原、江戸、浦賀、久里浜、横浜、下田、函館

Narrative of the Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan

Commodore M. C. Perry, United States Navy

Francis L. Hawks, D. D. L. L. D.

Ryukyu, Ogasawara, Edo, Uraga, Kurihama, Yokohama, Shimoda, Hakodate